【時給高いのに稼げない?】ワーホリ・留学生が世界一最低賃金の高い国で働いてみた

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海外に行って、どうやって生計を立てているの?と疑問に思われる方もいると思います。

海外転職が決まっている、海外に転勤になったというのなら話は別ですが、海外留学やワーホリの場合は、現地に着いてから仕事を探し始めるのが一般的です。

私たちもこっちでの仕事のことは、まったくのノープランで来ました!かと言ってたくさん貯金がある訳でもなかったので、とにかく着いたらすぐに仕事を探すという感じでした。

 

そして色々と仕事を探したり、経験してみてわかったことがあるので、今日はワーホリや留学生が 海外で働くということについて情報を共有したいと思います!

今回お話するのは、海外で永住を目的とした就職やスポンサー企業探しの話ではなく、生活費を稼ぐ為のバイトの話ということでご理解ください。

 

 

 

 

日本人が働いている主な仕事

ワーホリまたは留学でオーストラリアに来て、日本人が働いている仕事は大きくこれらに分けられます。

ローカル、ジャパレス、ファーム、ハウスキーピング、その他 です。

 

ローカルオーストラリア人経営者の会社やお店(ですがあまりに多国籍な国なので、厳密にオーストラリア人オーナーかどうかということよりも、英語環境かどうかという意味合いで使われることが多いです)

 

ジャパレス日本人経営の日本食レストラン(接客では英語を使うがスタッフ間のコミュニーションはほぼ日本語)

 

ファームジョブフルーツの収穫やパック詰め、食肉センターなど農業の仕事です。

これはワーホリで来ている人にとっては重要な職で、国が定めた地域の指定ファームで88日間仕事を終え申請すると、2年目のビザがもらえるという制度があります。これをセカンドビザといいます。

今年から制度が変わり、半年間のファームジョブで3年目のビザがもらえることが決定しました。

 

ハウスキーピング・クリーナー掃除の仕事です。個人宅やホテル、Airbnbなどの掃除をします

 

その他:美容室やマッサージ店、ネイルサロンやマツエク施術、ベビーシッターなどをして働いている人もいます。有資格者の方はこれらの求人を当たると良いでしょう。

 

また、ローカルでも日本人経営でもなく中国人・韓国人オーナーのお店で働く人もいますが、コミュニケーションが英語なのでローカルと言ったり、日本食屋なのでジャパレスと呼ばれたりします。これは厳密にルールがある訳ではありません。

 

雇用形態・最低時給

オーストラリアで働く際の雇用形態は3つあります。

オーストラリア 雇用形態 最低時給

✳︎厳密には年齢や職種によって最低時給は異なります✳︎1AUD = 75.56JPYで計算 ✳︎2019年5月現在の情報です 

 

ワーホリや留学生のほとんどが、カジュアルで雇用されています。

日本円にしてみると時給が高いことがよくわかりますね。

オーストラリアは世界一最低賃金の高い国 だということ、ご存知でしたか? 

その分家賃や外食費などの物価も高いんだね

 

時給が高いのに稼げない理由

時給が高ければ、その分たくさん稼げそうですよね。私もそう思っていました。しかし現実はそうではなかったのです。

なぜかというと、多くのジャパレスやその他職種では、最低賃金を下回る時給で人を雇っているからです。

 

最低賃金を下回る時給で雇う=違法です。明らかに安い賃金のところでは、現金手渡し(キャッシュ)で給料が支払われます。国の定めた金額より安いので、銀行振込にしてしまうと足がつくからです。

現金で支払われることのメリットは

  • 税金が引かれない = タックスリターン(確定申告)の必要無し
  • 学生が働ける時間(1週間に20時間)を超えて働くことができる

しかし最近では国も徐々に取り締まりを強化しているようで、キャッシュで支払われるお店は以前に比べて減ってきています。なので、ジャパレス=キャッシュではありません。きちんと面接時に確認するようにしてくださいね。

 

なぜ時給が安いのに働く人がいるの?

私が聞いた中でいちばん安かったジャパレスの時給は10ドル(約757円)でした。

さすがにこっちの最低賃金を考えたら…安すぎます!!

なぜそれでも働く人がいるのでしょうか?

 

その理由は、英語力がなくても働けるからです。

何かしら働かなきゃいけない、稼がなきゃいけない、でも私のように英語力がない人は、初めからローカルで働くなんてことは無理なんですね。

安い賃金でもいいから日本語で面接が受けられて、ある程度シフトに入れるところを探すでしょう。

なので、時給が安くても人が集まります。それがジャパレスの時給が安い理由です。

ジャパレスだけではなく中国人、韓国人オーナーのお店も同じように最低時給より安いところが多いのだとか。

 

もちろん、 すべてのお店がということではありません。最低賃金以上の時給で雇用しているジャパレスも、その他の仕事ももちろんあります。

 

働くならローカル>ジャパレス なのか?

では、働くならローカルとジャパレスどちらが良いのでしょう?

単純に考えて、「ローカルのカジュアルジョブでしょ!」って思いますか?

カジュアルジョブは先ほどの表にもあるように

  • 労働時間の定めがないので、安定したシフトがもらえるかわかりません
  • 雇用期間の定めがないので、突然クビになっても文句は言えません

そういった保証がない代わりに、時給が高く設定されているんですね。これでは時給が高いからといって、飛びつきたい条件ではないと思います。

 

夫はローカルのパートタイムとして働いていました。そこでの経験をまとめてみます。

 

ローカルジョブの良い点・悪い点 

 

良かった点
  • 英語環境なので語学力がのびた
  • 多国籍なスタッフとの出会い・異文化交流
  • 煩わしい人間関係がない
  • 現地での働き方を感じられ、良い経験になった
  • 有給を取らなかったが、給与として支払われた
 
悪かった点
  • シフトが適当、突然出勤になったり休みになった
  • パートタイムなので時給はそこまで高くなかった
  • 採用から実際働くまでに時間がかかった

 

やはりローカルジョブでは 英語力がのびることがいちばんのメリットでしょうか。日本人は1人もいなかったそうです。

一緒に働く同僚は多国籍で、インド人やベトナム人、もちろんオージーもいました。

日本好きな人も多く、休日にはお互いの家でそれぞれの国の食事を振る舞ったりして異文化交流を楽しみましたよ。こうした人たちとの出会いもとても貴重なものです!

 

しかし、悪かった点を見ると…どうでしょう。シフトが安定せず、月にいくら稼げるか常に不安がつきまといました。

 

夫婦で話し合った結果、ひとまずローカルジョブもしながらジャパレスでも働いてみて、比較しようということになりました。

 

ジャパレスの良い点・悪い点

 

良かった点
  • シフトがちゃんとしていて、収入の目安がわかる
  • スタッフ間は日本語なので、細かいニュアンスまで伝わる
  • 頑張ったら評価される

 

悪かった点
  • 関わるのが8割日本人
  • 人間関係に気を遣う
  • ローカルと比べると時給が安い

 

日本人の中で働いているので「日本にいるみたい」だそうですが、お客さんが来れば英語も使いますし、日本人以外のスタッフもいるのでそこでのやり取りはもちろん英語です。

 

こっちに来たばかりのときは、海外に来てまで日本の企業で働くの?とか、時給が安いんでしょう?と思っていましたが、ローカルも経験した上でのジャパレスは、その良さも見えてきました。

 

両方経験した上でローカルかジャパレス選ぶならどっち?

せっかく海外に来ているのだから、ということで ローカルで働くことが良しとされがちな風潮があります。しかし、実際に両方経験してみるとなんとも言い難い結果になりました。

 

先ほどジャパレスで10ドルと聞いたことがあるとお伝えしましたが、それは今まで聞いた最低時給です。

周りからよく聞くジャパレスの時給は、だいたい16ドル〜18ドルの間くらいが多いです。 

それであれば、ローカルのパートタイムとさほど変わりません。ただし雇用形態はカジュアルですが。

あまりに安すぎる時給でなければ、ジャパレスで働くという選択肢はある意味賢明だと個人的には思います。

 

あとはもう、それぞれが海外生活で何を優先させたいかによりますね。

私たちの場合は夫婦で来ていることもあり、海外でも日本でもどこにいても、ある程度の暮らしができること。これは捨てずにいたいと考えています。

人によってはとにかく稼ぐことかもしれません、ローカルで日本人のいない環境で働くことかもしれません、カフェでバリスタとして働ければ時給は気にしないかもしれません。人それぞれ何にフォーカスしたいかによって選ぶべき道は違うと思います。

 

今回の記事では、ローカル、ジャパレスそれぞれで働いてみた夫の経験を基に、感じたことを率直に書いてみました。

これからオーストラリアで働くかもしれない、ワーホリ・留学生の方のお役に立てれば幸いです!